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震災孤児へ支援~民間の奨学団体「あしなが育英会」を始め、「東京都の公益財団法人」や「三枝さん、林さんら塾展開」

両親を亡くした震災孤児は234人、片親のいない震災遺児は1295人に達しています。
岩手県の震災孤児は93人、遺児は487人となっています。
そのほとんどが親類に引き取られ、新生活を歩み始めています。
 

 

 
朝日新聞によると、3.11東日本大震災で両親または父母のどちらかを失った遺児の43%余りが、0歳から小学生までの幼い子であることが特徴のようです。
また、阪神大震災の際は遺児に占める小学生の割合は23%だったのが、今回は31%。
幼くして親を亡くした子の多さが目立つということです。
父母以外が保護者になっており、両親を失ったとみられる世帯は140超と全体の20%。母子世帯は350で50%、父子世帯は217で30%となっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このような、震災孤児、遺児に対していち早く対応したのが
民間の奨学団体「あしなが育英会」
 
↓↓被災地実態調査などのため避難所などを訪ね歩くスタッフたち。

 
あしなが育英会では、調査の分析結果を発表し、長期的な支援の必要性を訴え、活動を本格化させています。
 
 
 
 
 
 
 
 
3.11東日本大地震・津波で親を失った子どもたちのケアを本格的に取り組むため、“心を癒す家”「東北レインボーハウス」(仮称)建設を決定しました。
阪神・淡路大震災時、被災地に「神戸レインボーハウス」を建設し、16年間ずっと子どもたちを支える活動をしています。神戸と同じように、東北の子どもたちのケア活動にも力を尽くします。
↓↓99年に完成した“神戸レインボーハウス”=神戸市東灘区

 
 また、あしなが育英会では、東日本大地震・津波で保護者が死亡・行方不明または重度後遺障害の0歳児から大学院生までに返済不要の「特別一時金」を給付しています。
 
この制度は、3月14日に発表し、5月と10月の2度にわたり当初の金額を増額しました。また、10月の増額時には、年齢によって差があった金額を年齢に関わらず一律にし、さらに、さまざまな事情で就学や就労していない18歳以下(3月11日時点)の遺児にも給付することにしました。この10月増額時以降も多くの方々からのご寄付が続いており、そのお気持ちをいち早く遺児に届けるため、12月22日、一律200万円へ3度目の増額を決定し(「一時金支給額推移表」参照)、同日、給付金決定済みの1,925人に、その差額分を送金しました。なお、ご寄付は12月20日現在で6万件、38億8600万円に達しています。

また、これとは別に下記記事のように
これとは別に、下記の民間の支援活動も着実な広がりを見せています。
これらの、民間の支援活動はとてもありがたいことです。
 震災で親を失った子どもたちの心ケアを含めて、その後の支援はとても大事なことだとおもいます。
どうか、みなさんの温かい、ご支援、ご協力をお願いいたします。
 
 
ーー関連ニュース記事ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
「子どもサポート基金」県内第2期分募集 東京の財団nt>
岩手日報  (2012/02/18)
↓↓陸前高田市竹駒町にこども図書館「ちいさいおうち」

東京都の公益財団法人東日本大震災復興支援財団(立石勝義代表理事)は24日まで、被災地の子ども支援団体に活動資金を助成する「子どもサポート基金」の第2期募集を行っている。県内では第1期分として、盛岡市のNPO法人うれし野こども図書室(高橋美知子理事長)など6団体に総額902万円を助成。同財団は被災地の子どものニーズに対応した支援活動を行う団体に活用を呼び掛けている。
 同図書室は昨年11月、同財団の助成などを活用して陸前高田市竹駒町にこども図書館「ちいさいおうち」を開設。2012年1月末現在、延べ767人が来館した。
 専任司書を務める吉田佳織さん(31)は「地域の人がくつろげる場所になればよい」と語り、「もっと根付くよう大人にも呼び掛けたいし、今後整備が見込まれる市立図書館に児童サービスを継承したい」と展望する。
 同財団は12年9月末までの活動費用を助成する団体を募集中。
を確認の上、必要書類を同封し郵送で申し込む。
 問い合わせは同財団(03・6889・1560、午前10時~正午、午後1時~同5時)へ。
 
 
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また、一方では民間の支援活動も着実な広がりを見せています。
県内震災孤児へ支援拡大 三枝さん、林さんら塾展開。
岩手日報 (2012/02/18)
↓↓作曲家三枝成彰さんや作家林真理子さん

 
東日本大震災で親を亡くした震災孤児・遺児への民間レベルの支援が広がっている。
17日は作曲家三枝成彰さんや作家林真理子さんが県庁で、学習塾開催や家庭教師派遣などを行う「三枝塾」の取り組みを発表した。
 本県の震災孤児・遺児は580人に上り、官民を問わず多角的、継続的な支えは不可欠。基金設立などの行動も目立ってきており、応援の絆がさらに強まることが期待される。
 
 三枝塾は昨年10月設立の3・11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(三枝会長)の取り組み。▽学習塾開催や家庭教師の派遣▽文化・スポーツを中心とした教室の紹介、講師派遣▽東京でのミニ留学、研修の開催-などを計画し、既に全国で2人の支援をスタートさせている。
 
 県によると、14日現在の本県の震災孤児は93人、遺児は487人。孤児・遺児の総数は陸前高田市の216人が最多で釜石市90人、大槌町86人と続く。
 民間の支援活動は着実な広がりをみせている。カゴメなど3社は基金を設立し大学や専門学校の入学金、授業料などを全額負担。ベネッセコーポレーションは奨学制度を創設し、学習教材を無償提供する。三枝塾のような直接的な関わりよりも、経済的に支援するケースが多い。
 三枝塾の問い合わせは同機構本部(03・3584・1608)、28日からは同機構東北地区事務局(022・302・3244)へ。
 
                


転載元: 山と土と樹を好きな漁師