公文式って！？　

●「数の世界」は楽しい 　

　幼児にとって、数の世界ほど楽しく、わかりやすいものは少ないということができそうです。
　数の世界は非常に単純です。不規則なものがないので、トランプなどのゲームと同じように、簡単な約束ごとさえわかれば、やればやるほどじょうずになっていくのが自分でもわかります。
　文学や社会であれば、子どもの精神的な発達がないと無理な部分もあります。数学は音楽や囲碁などのように、年齢に関係なく感覚を伸ばせます。また、日常社会のなかに数はたくさん使われています。そういった日常生活のなかから学ぶことも多いのです。
　数が好きな子どもに育てるには「１、２、３、４、５…」という数唱を、カレンダーなどを使ってたくさん練習させてやることです。たし算やひき算を教えるよりも、「数が規則的にどこまでもつながっている」という驚きを発見した子どもは、どの子も数が大好きになり、大きな数を書きたがります。
　それには、１０までの次は１００、１０００まで、１００００までというように、まず数唱と数書の楽しさを知らせてあげることです。そうすればその後の伸びが想像以上にちがいます。
　幼児のもつ能力開発は全世界的に急速に進んでおり、私たちの会でも「幼児で方程式」という生徒が多くでてくるようになりました。

●ゆとりある学力づくり

「小学生のうちは勉強なんかそんなにしなくてもいい、それよりも元気に友だちと遊ぶことが大切だ」という声があります。これには公文式も全く同じ考えです。しかし、元気に友だちと遊ぶには子どもの心に余裕が必要です。

　
　今の学校では、勉強が全くできないでいて、子どもは元気に友だちと遊ぶ気持ちにはなれません。子どもが心から元気に遊べるようにするには、まず学力の不安をなくすことです。　公文式は最少の時間で、子どもに学習習慣と学力をつけていきます。「なにも幼児や小学校１・２年のうちから勉強させなくても」という人たちがいます。しかし、小学校高学年、さらには中学校・高校と、勉強などそんなにしなくてすみ、元気に遊べるようにするには、早いうちから学力の余裕と学習習慣を身につけておくことです。　
　勉強ができることによって、自分のやりたいことの幅は大きく拡がります。公文式で得た自信と余裕が自分の本当の適性を発見させ、その道に打ちこむことを可能にします。　公文式の学習を通じて、自分に自信をもち、その余裕で自分のやりたいことをみつけ、それに打ちこんでくれるなら、私たちにとってこれにまさるよろこびはありません。公文式の自学自習は単に勉強の学習法にとどまらず、子どもたちが自己を客観化し、自分の力で自分の道を切りひらいていく精神を錬成することを究極の目的としたものだからです。

HPより