★災害情報★

被災地三陸漁師~「自粛をしないで欲しいです」

被災地の桜はまだ先です。
自分の床上浸水した家から砂浜まで・・。お気に入りの少しの桜並木がありました。
いつもなら、蕾を見て・・・。春を感じていて楽しんでいたものです。ここらで桜が満開となるのは、GWの当たりです。梅も桃も、だいたい一緒に咲きます。しかし、残念ながら・・・。その樹木は全て瓦礫と化しました・・。
それは、とても悲しいことです。

でも、僕は、またそこに、その苗を植えたいとおもっています。
また桜が見たいからです。必ず咲く日がやってきます。まるで、被災地の復興と同時進行すると思います


↓↓昨年の浜のマレットゴルフ場に咲いていた花。みごとでしょう。


きっといつか、こんな花がさくことを願っています。

必ず今年は苗を植えます。瓦礫の撤去が済んでから・・。
樹を好きな漁師ですからねーー。(笑)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーさて、今日は僕ら被災地漁師からのお願いです。
今回の災害で「被災地の事をおもっての自粛」だとはおもいます。ありがたい日本人の心です。
でも、しかし・・・。
それは、「どうか、被災しない方々には「自粛をしないで欲しいです」のです。

自粛されても、被災者はそれを見ても誰も怒らないと思います。

むしろ、自粛されていることに対して、福島の原発事故とは違い・。

僕らの三陸地方は地震と津波は天災です。

ですから、「日本の政府CMとか自粛ムード」に対して非常に恐縮に感じています。
確かに、節電とか節約は大切です。

しかし、過度の自粛は、かえって被災者の為に結果として良くないとおもっています。

↓せっかくの桜。自粛しないでこれまでのように花見をして欲しいです。このように、以前の
ように桜を見てみんな日本人が元気になって欲しいのです。




















日本経済は、この3.11の東日本大震災津波まえから、デフレスパイラルに陥っていました。

それが、少し持ち直して、東証も12000円ぐらいで推移していて、僕は時間はかかってもデフレから脱却できるとおもっていました。

しかし、現実的に考えると「自粛」によって、「頑張れ日本。頑張れ東北」のフレーズは逆のものになるとおもいます。

↓↓このような自粛ムードの暗い日本にはなってほしくない・・・。




















政府も過度の自粛について、「自粛の自粛」を今になって訴え初めています。

やはり、健全な国民が普通の経済の活動をしていただき、国民所得を得て欲しいのです。

消費もどんどんやって、今満開であろう花見などのドンちゃん騒ぎもして欲しいのです。

それは、当然デフレの改善ににもなり、税収にも寄与します。GDPにも大きな影響が出るとおもいます。マーケットもそうです。

とにかく日本全体に元気が欲しいのです。そのエネルギーは必ず、被災現場の人々の心に訴えまるはずですから・・。

もっと、大事な側面は、「被災者の心」にも影響を与えると思います。
上記の日本経済のことも有りますが・・。
心の問題でも、自分が花見にしなくても、それを見た被災者は「楽しんでるなあ・・。いいなあ。

どうか、みなさん。自粛はやめて普通の生活をして、どんどん経済活動も行い。消費もして欲しいのです。

今回の災害で想いました。
預貯金をしていても、人生にとってそれは、あまり意味はないことに・・・・。
これは、村に漁師であった事実のはなしです。
質素で兼約な生活をして、コツコツと預金を貯めこんでいた人がいました・・・。しかし、その人は、津波に飲み込まれて、死亡しました。
あの人の人生はなんだったのだろう・・かとおもいます。

人生は長い間に、想定外のこのようなことがあります。
死んでは、貯めたお金もあの世まで持っていけないのです。
その、想定外は交通事故、労災事故、災害などなど、人の人生は簡単に言うと「いつもリスクがつきまとっています」このたびの災害で、強くそれを感じました。

ですから・・。どうか、
自粛はしないで本当の日本の強さを示して欲しいのです。






どうか、僕らに、自粛はやめて、普通の生活をして、人生を楽しんでる姿を是非見せてほしいのです。

節約の中にもどうか、お金も使ってください、。よろしくお願いします。

その元気を僕らは、心からいただきますから・・。



転載元: 山と土と樹を好きな漁師